日本肺サーファクタント・界面医学会は、その前身の日本界面医学会の時代を含め、約50年の歴史を有し、肺サーファクタントおよび界面活性物質を研究対象とする全国の基礎科学および医学研究者が最新の研究成果を発表し討論する場として発展してきました。特に、年に1度の学術集会は、研究者間の情報交換をはじめ最新の知識を吸収、親睦を図る機会となっています。第48回にあたる今大会では、「肺上皮研究の新潮流」をテーマに、一般演題の口頭発表の他に、特別講演2題およびシンポジウム1件の企画を予定しており、物質としての肺サーファクタントのみならず、その産生の場である肺胞上皮の分化や機能発現にも眼を向け、従来の肺サーファクタント研究の領域をさらに広げた新領域を開拓するための討論の場を提供できればと考えていま す。